きっかけ
近年、節約・投資が話題となる中で、ポイ活もまたよく耳にするようになりました。
私自身は、楽天銀行を使い、楽天証券口座を持ち、楽天モバイルを保有する楽天経済圏民と言っても良いはずですが、ネットショッピングに関してはこれまで積極的に楽天市場を利用することはしていませんでした。
理由はいくつかあって、
- そもそもwebサイトが見づらいから
- 昔からAmazonを利用していたから
- スーパーセールで「○○がお得」「ポイント○倍」など宣伝されても、どうせすぐに売り切れたり、ポイント獲得も複雑なイメージがあり、お得感を得られる気がしなかったから
といった感じで、楽天市場を真剣に見るのは、年末に追い込まれた感じでふるさと納税の返礼品を選ぶときぐらいでした。
そんな私ですが、職場のふとした会話の中で、上司が「楽天ふるさと納税は、ポイント倍率が上がっていくセールのタイミングで買うとめちゃくちゃポイントがもらえる」という話をしているのを耳にして、タイミング的に9月のスーパーセール(2024年09月04日(水) 20:00 〜 2024年09月11日(水) 01:59)が近かったことから、ちょっと真面目に取り組んでみようと考えました。
結果
結論から申し上げますと、2024年9月のスーパーセールの成果は以下の通りでした。
支払い総額 85,590円
ポイント・クーポン利用 -4,590円
実支払い額 81,000円
支払い総額に対し獲得した楽天ポイント数・還元率は
獲得ポイント 15,705P(還元率約18.3%)
いかがでしょうか。一般的に、クレカ払いで品物を購入した場合の、お買い物金額の1%還元(100円で1P還元)をベースにすると、85,590円では856P程度のところが、その18倍獲得できたわけです。
自分的には、初めてにしては十分成果があったと感じました。
購入した商品
実際に購入した商品は以下のとおりです。
- 本 1冊
- スキンケア用品 1個
- コンタクトレンズ洗浄液(3個セット) 1セット
- USBケーブル(typeA-typeC,0.9m) 1個
- 洋服関連 1個
- 日焼け止め 1個
- 歯磨き粉(2個セット) 2セット、ボディソープ 1個、
洗口液(4本セット) 1セット、液体洗剤(4個セット) 1セット - 冷凍豚ロース肉800g(ふるさと納税)
- アイス&ジェラート12個セット(ふるさと納税)
- 冷凍黒毛和牛ハンバーグ140g×12個(ふるさと納税)
- 令和6年産お米5kg×3か月定期(ふるさと納税)
数字の順に注文(=ショップ数)しており、お分かりのとおり、10ショップ買い回りを達成し、しっかりポイント倍率を上げることができました。
できる限り押さえておくべき点
今回セールを経験したことで、基本的に押さえておく必要があるな、と感じたこととしては、
- 日常的に購入している消耗品の価格を把握しておくこと
- セールの実施時期と、その時期に何を購入するか目星を付けておくこと
- セールだからと言って、「消費」ではなく「浪費」になるようなものは買わないこと
- 「買ったら倍キャンペーン」や「39ショップ限定サンキューキャンペーン」など、エントリーボタンを押すだけで倍率を増やせる項目があることを知っておくこと
- 人気商品やポイント還元率の高いスーパーDEAL対象商品などは、売り切れる可能性があること
- 「ショップ買い回り」や「楽天モバイル利用」などポイント倍率が増えるキャンペーン項目ごとに、獲得できるポイント数に上限があることを知っておくこと
大体この辺りを気にして臨めばいいのではないかと思います。
解説
上記、押さえておくべき点をそれぞれ簡単に解説していくと、
1.日常的に購入している消耗品の価格を把握しておくこと
→ 購入価格について、還元されるポイントを差し引いて考えた時に、普段購入するよりも安価であるか確認するため。事前準備みたいなものですね。
2.セールの実施時期と、その時期に何を購入するか目星を付けておくこと
3.セールだからと言って、「消費」ではなく「浪費」になるようなものは買わないこと
→ いくらポイントを稼ぐ目的とはいえ、「あったらいいな」程度のもの(=本来必要ではないもの)を購入しないようにするため。これらは、セールに臨むに当たっての心構えですね。
4.「買ったら倍キャンペーン」や「39ショップ限定サンキューキャンペーン」など、エントリーボタンを押すだけで倍率を増やせる項目があることを知っておくこと
→ 買ったら倍キャンペーンは、楽天イーグルス(野球)とヴィッセル神戸(サッカー)が試合に勝った翌日または翌々日に、ポイントアップが受けられるキャンペーンです。仮に2チームとも同じ日に試合があり、どちらも勝利した場合、なんと2チーム分の+2倍が加算されます。
39ショップ限定サンキューキャンペーンは、送料無料ライン対応ショップ(39ショップ)で1注文3,980円(税込)以上のお買い物をすると、ポイントが+1倍加算されるものです。
どちらも、「エントリーボタンを押すだけ」で、ポイントアップの恩恵が受けられるため、事前にチェックしておきましょう。(私はサンキューキャンペーンに途中で気が付いて、慌ててエントリーすることとなりました)
5.人気商品やポイント還元率の高いスーパーDEAL対象商品などは、売り切れる可能性があること
→ 売り切れに関しては、欲しい商品が高額だったとしても、最終的に買い回りショップ数が10店舗に届く見込みがあるなら、早めに買っても問題ありません。(一番最初に買っても、10ショップ買い回りすれば、一番最初に買った商品も買い回りポイントの倍率は+9倍で計算されるため)
それでも売り切れに当たってしまったら、その時は「その分お金を使わずに済んだ」と前向きに捉えて、切り替えていくぐらいのほうが、ストレスなく取り組めるかもしれません。
6.「ショップ買い回り」や「楽天モバイル利用」などポイント倍率が増えるキャンペーン項目ごとに、獲得できるポイント数に上限があることを知っておくこと
→ ポイントの上限については、各キャンペーンによって、獲得できるポイント数に上限があることを理解しておく必要があります。(例えば「楽天モバイル契約者」の場合、+4倍のポイント加算となるが、月間獲得上限は2,000ポイントまで)
私もこの仕組みをうまく理解できていないまま取り組んだことで、最後の最後の一品で、一部のキャンペーンで上限到達によって、本来獲得できるはずのポイント数に満たないポイント付与となりました。(言い変えれば、そこまで高い商品を買わなくてもよかった)
対策としては、商品購入の際に、表示されている獲得予定ポイント数の近くから、ポイント内訳をチェックできる(スマホだと「!」表示、PCだと「内訳」表示など)ため、「どのキャンペーンで何ポイント獲得するのか」を以下の表のように、記録していくのがよいと感じました。
キャンペーン名 | 倍率 | 月間上限 | 購入商品① | 購入商品② | 購入商品③ |
---|---|---|---|---|---|
価格1,100円 (税込) | 価格2,200円 (税込) | 価格3,300円 (税込) | |||
通常購入 | +1倍 | なし | 10P | 20P | 30P |
楽天モバイル | +4倍 | 2,000P | 40P | 80P | 120P |
楽天証券投資信託 | +0.5倍 | 2,000P | 5P | 10P | 15P |
ショップ買い回り | 最大+9倍 | 7,000P | 20P(+1倍) | 60P(+2倍) | |
買い回り補足 (既購入商品追加P) | +10P(①分) | +10P(①分) +20P(②分) |
ご自身が対象となるキャンペーン名を表の下側に行を増やしていき、商品購入ごとに表の右側に列を増やしていく感じです。
こうすることによって、自分が今どのキャンペーンでどのくらいポイントを獲得しているのか、あとどれくらいで上限に到達するのかが把握できるようになります。
私は、今回自分がすべての商品を購入した後で、おさらい的に作成しましたが、購入の都度チェックしていけば、無駄なく獲得ポイントの整理ができると思います。
各キャンペーンの獲得上限ポイント数は、一覧にして詳しくまとめている方もいますので、ここでは割愛します。
まとめ
今回は、初めて楽天スーパーSALEに真面目に参加してみたことで、初めて知ったことや改めて深く学べたこと、改善が必要なことなどを書いてみました。
これを機に、今後は臆することなく楽天のセールで参加できそうです。また、楽天市場以外のポイ活にも興味が出てきました。
皆様もぜひ、チャレンジしてみてください。