2023年12月から楽天グループの株主優待として、「「楽天モバイル」音声+データ通信(30GB/月)を1年間無料で使える」特典がもらえるようになりました。
こちらの株主優待、一般的なスマホを保有者からすると「今使っているスマホは別のキャリアで契約中だし、現状のプランで何も不満はない。優待で使えるにしても、楽天モバイルって品質的にどうなのよ?」という感じで、あまり魅力がないように思えますが、実はモバイルWi-Fiとの組み合わせが最強ではないかと感じています。とても利便性が高く、手放せない一品になりました。
というわけで、今回は私の活用方法をご紹介いたします。
楽天モバイルの通信品質について
そもそも、楽天モバイルって通信の品質はどうなのか。
楽天モバイルは、大手3大キャリアに追随する4番目のキャリアとして期待され、三木谷社長が頑張って普及を進めています。
プラチナバンドも取得してはいるものの、まだまだエリアは限定的です。
そのため、地方に住む方ほど、メインキャリアにするには、まだ勇気がいるレベルだと思います。
私は株主優待特典とは別に、元々、iPhoneでメインキャリアをワイモバイル、アンドロイド端末でサブキャリアとして楽天モバイルを契約しています。(楽天モバイルは、アンドロイド端末も使ってみたいという理由で契約したもの)
両方の端末を持ち歩いていると、外にいるときはいいのですが、建物内(特にビルの中など)に行くと、楽天モバイルのほうが明らかに電波の入りが悪いです。(お住まいの地域によると思います)
株主優待の使い道はあるのか
上記のとおり、楽天モバイルの通信には、少々安定性に不安があるため、株主優待で権利を得ても使い道があまりないのでは?と思う方もいるかと思います。
かくいう私も、当初は使い道に困り、2024年4月下旬頃に届いた優待を、少し放置していました。
ですが、ブログを始めることを決めた頃に、ベストな使い道を思い浮かびました。
それが「株主優待をpSIM(物理SIMカード)で受け取り(※)、モバイルWi-Fiに使用する」ことでした。
この方法なら、外出時にスマホで動画を視聴することもできるし、ノートPCを持ち出して、場所を選ばすブログを書いたりできるのでは?と考えました。
電波の弱さについては、どうしようもないことですが、モバイルWi-Fiをできるだけ窓際に置くなど、簡単な工夫で比較的安定した電波環境を維持できています。
※ この株主優待は、デフォルトではeSIM(QRコード)での提供となりますが、株主優待の権利確定後、特典提供送付に当たって事前にお知らせが来るので、その際にpSIM(物理SIM)でもらいたい旨を伝えると、pSIMで受け取ることができます。
(ルータ用にする以外にも、例えば「自分が普段使っているスマホでデュアルSIM運用したいけど、別キャリアのeSIM契約をしてしまっているんだよなぁ」という方も、SIMスロットは空いていると思うのでpSIMで受け取るとよい)
お買いものパンダがかわいい、Rakuten WiFi Pocket 2Cについて
株主優待で送られてくるのは、当然物理SIMカードだけなので、別途ルータ等は自分で用意する必要があります。
おそらく、たいていのモバイルWi-Fiなら、設定さえすれば楽天モバイルのSIMも使えるだろうと思っていました。
ただ、できるだけ頭を使わず、簡単に使えるものをと考え、楽天モバイルのモバイルWi-Fiを入手することにしました。
みんな大好き駿河屋さんのオンラインショップから「Rakuten WiFi Pocket 2C」を送料込みで3,620円で購入できました。(中古品ですが、超美品でした)
こちらのモバイルWi-Fiであれば、楽天モバイルのSIMをmicroSIMサイズにして差し込めば、特別な設定はしなくとも、そのまま利用できます。
お買いものパンダがなんともかわいらしい
(ちなみに、新製品の「Rakuten WiFi Pocket Platinum」には、お買いものパンダが書かれていないようです涙)
2024年9月現在、楽天のモバイルWi-Fiとしては1世代前の型にはなりますが、充電端子がタイプCである点はうれしいポイント
楽天グループの株主優待について
楽天グループの株は、100株保有していると、12月末に株主優待の権利が得られます。
それが、「楽天モバイル」音声+データ通信(30GB/月)が1年間無料、という内容です。
仮に、毎月30GBを使い切るとして、これを通常どおり、楽天最強プランで契約した場合で考えると、月々の支払額が3,278円(税込)となるため、年間で約4万円の負担になるところ、株主優待であれば、完全無料です。
楽天グループの株価は、2024年9月28日時点では、96,570円(100株)となっています。
近年の株価の動きとしては、2022年6月頃から、大体7万円に満たない低い価格で推移していましたが、2023年後半頃から現在までじわじわと上がってきている感じです。(過去にはもっと高い時期もあった)
現状、10万円を切る株価であれば、比較的手に入れやすいところかと思いますし、多少の上げ下げがあったとしても、優待の恩恵を使い倒せば、3年間保有していれば元が取れる計算になりますね。
私は、昨年末の優待の権利を得てpSIMを受け取った後、保有していた株は一度売却したのですが、今年の年末の株主優待目当てで、数日前に改めて100株購入しました。
今の株主優待のpSIMは、来年の4月末まで使用可能ということなので、うまくいけば、空白期間なく、再度pSIMを受け取ることができるはずです。
まとめ
- 楽天グループの株主優待は、「楽天モバイル」音声+データ通信(30GB/月)が1年間無料
- 楽天モバイルの通信品質は、まだ発展途上な印象はあるが工夫次第で活用できる
- 優待の受け取りをpSIMとし、Rakuten WiFi Pocket 2Cと組み合わせるのがおススメ
- 株主優待の権利確定日は、12月末
- 100株10万円未満の株価なら、使い倒して3年で元が取れる
- やっぱりお買いものパンダはかわいい!
楽天グループの株主優待は、使い方次第では、相当優秀な優待特典になると思います。
(外出先で、スマホで動画を見ている人は、メインキャリアのプランを見直すことができれば、節約にもつながるかも)
できる限り、長く続いてほしいと願っています。
2024年10月現在、楽天モバイルの公式ページでは購入できませんが、楽天市場などではちらほらと新古品、中古品を扱うお店もあるようです。