節約って難しいですよね。
私も今年(2024年)に入るまでは、真面目に節約を意識してきませんでした。
そんな私が、最初に取り組んだ節約術を2つご紹介したいと思います。
いずれも費用対効果は高く、どなたでもすぐに始められる方法ですので、参考にしてみてください。
以前は「浪費」という感覚を持っていなかった
以前の私は、「どうせ貯めようとしても貯まらないし、その日その時がストレスなく過ごせればそれでいい」そんな風に思っていました。
自分の資産額もまともに把握できておらず、無駄遣いを無駄とも思っていませんでした。
- 毎日の仕事には、飲み物が必要だから、アマゾンでペットボトル24本入りのお茶(orコーヒー)を箱買いしよう。安く買えてるから無駄じゃないよね。
- 今日は遅くまで残業したから、コンビニ弁当買っても収支はプラスだよね。
- 車で出かけたときは、コンビニコーヒーが必要だよね。
- 仕事頑張っているから、多少好きなもの買ってもいいでしょ。
こんな生活をしていたため、前月のクレジットカードの請求で、今月の給料の大半が持っていかれる、みたいな状態でした。
どうにか生活できていたのは、半年1回のボーナスがあったからかもしれません。
そのため、貯蓄らしい貯蓄もしておらず、なんとなく、昔手続きして毎月少額を給与天引きしていた財形貯蓄と個人年金が少し貯まっている程度でした。
節約生活の開始
そんな浪費体質の私でしたが、2023年秋頃から、ふとお金について気になりだして、投資に関するyoutube動画を見るようになりました。
youtubeを見れば見るほど、将来への不安は大きくなるばかりでした。
そして、投資に関する動画では、どの動画でも「投資は余剰資金でやりましょう」という話ばかりで、余剰な資金を持っていない私には、まずは余剰資金を作るところからのスタートでした。
この頃から徐々に節約の方法を考えるようになりました。
私が最初に始めたのは、家計簿アプリを使うこと。また、色々な知識を得るために本を読むようになり、実は読書も節約の方法の一つだと感じました。
順にご説明いたします。
家計簿アプリで浪費体質を改善
まずは、現状把握。
自分が何にいくらぐらい使っているのか、無駄遣いはどれくらいしているのかを認識する必要があると考えました。
家計簿アプリは、現在様々なものが世に出ていて「どれを使えばいいのやら」という感じでしたが、ひとまず、むかーし昔にスマホにインストールしたまま放置されていたZaimを使ってみることにしました。
今のアプリはすごいんですね!
なによりレシート読み取り機能がかなり便利ですね。(結構誤字が多かったりもしますが)
加えて、銀行口座やクレジットカードも連携できてしまう、とは。
ただ、私が現状把握したかったのは「どのくらい無駄遣いしているのか」という点が特に知りたかったので、いきなり丸々連携させたりして、収支全体を見るよりも、まずは「今、何にいくら使ったか」を知りたかったので、銀行口座もクレカも連携せず、実際に買い物を行った都度、その内容を記録していくことにしました。
特に、クレカに関しては、前月の支払い分が翌月になってようやく差引される、というタイムラグが出てしまうと、「現時点の支出状況がどうなのか」が分からなくなりそうなので、連携はしませんでした。
家計簿アプリで実践したこと
- 日々、お金(現金でもクレカ払いでも)を使用する度に、すぐにzaimに支出入力を行う。
- あくまで「無駄な支出を把握して抑制していく」という感覚で、収入の入力はしない。(アプリ上は常にマイナス表示)
- 必ず支払いが発生する、家賃や光熱水費などの固定費は入力しない。あくまで日々の流動的な支出のみ記録する。
- 入力の都度、「浪費・消費・投資」の3つのうちどれに当たるかをタグ付けする。
このぐらい、緩い感じで始めました。(なにより、アプリが放置されていたのは「一度チャレンジしてみたけど無理だった」ということの現れであろうことから、極力シンプルに、極力負荷をかけずに、継続することを目指す、をマイルールにして、入力していきました。
家計簿アプリの効果
すると、これだけでも徐々にですが、スーパーで毎回手を伸ばしていたおやつであったり、休みのたびに通っていたスタバであったり、眺めているだけで欲しくなってしまうAmazonのあれこれであったり、「今、買わなくても大丈夫なもの」の購入を控えるようになってきました。
やっぱり人間、マイナス額が大きくなっていくことには、抵抗感があるんでしょうか。面白いほど、明らかに無駄な買い物が減っていきました。
そして、何カ月か経過すると、前月・前々月と比較ができるようになってきて、自分がひと月どれくらいの支出をしているのかが、把握できるようになってきます。
これが分かってくると、「月々の流動費をいくらぐらいに収めると使い過ぎていないか」という目安を立てられるようになります。
私は、毎月10日あたりで目安額の1/3に収まっているか、20日あたりで2/3に収まっているか、という感じでチェックするようになりました。10日時点で支出のペースが早ければ、20日までは無駄な支出をより抑えるように意識する、といった感じでチェックできます。
ちなみに、チェックするとはいっても、ガチガチに財布の紐を固くするわけではなく、医療費などはもちろん、自分には必要だと思うものは、我慢はしなくてよいと思います。私の場合で言えば、コーヒーの粉だったり、自己啓発の本だったり。
このくらいライトな使い方で、家計簿の記録もほぼノーストレスで続けられています。おススメです。
(例えば、月々お小遣い制の方なんかにも、日々の支出管理に使えるかも)
読書を制する者は節約を制す?
私は節約を心掛けるようになるまで、ほとんど本を読むことはなく、読むといっても漫画本を電子書籍で読むぐらいでした。
さらに言えば、本を読んでる時間がもったいない、とまで思っていました。
ただ、節約・貯蓄・投資、といったことに興味が出始めてから、そこそこ本を読むようになりました。
最初は、本当に節約・貯蓄の方法やモチベーションを保つためであったり、投資に関しては純粋に知識をつけたいという感覚でした。
しばらく何冊か集中して読み進めていくと、段々と本を読むことを苦にはならなくなってきました。
それどころか、本を読む時間ってとても有意義だな、と思えるようになり、例えば医者に行くときなどにも本を持っていき、待ち時間中に読むといった感じで、時間を効率的に使えるようになりました。
もう一つ、副次的かもしれませんが、読書には本の価格以外に支出が伴わず、節約にもつながる、というメリットに気が付きました。
そこで、より節約に近づく読書方法について紹介します。
図書館の利用は節約の第一歩
図書館利用は本当におススメです。
youtubeなどには、本の要約動画もあり、動画を見ていると実際に読んでみたくなりますよね。
その際、まずは図書館のサイトから本を検索します。見つかったら即予約します。
私が住む地域には、市町村立の図書館と都道府県立の図書館があって、両方の図書館を利用しますが、市の図書館のほうがラインナップが豊富なうえに、同市内の○○地区の図書館、△△地区の図書館など、いくつか点在していて、どこの図書館にある本でも予約をすれば、最寄りの図書館まで取り寄せもできてしまうという、大変便利なサービスもやっています。
ただ、当然利用者も多いようで、人気のある本だと順番待ちが長く、なかなか受け取りまで時間がかかるんですよね。本屋さんの人気ランキングに出てくるような本だと予約時点で「80人待ち」とかもあるのですが、無料で読める分、気長に待っていることが多いです。他の本を読んでいれば、時間はいくらでもつぶせますし。
古本(中古本)という手もある
図書館で難なく借りられればそれが一番だと思いますが、先述のように、人気のある本の場合、あまりに待ち時間が長くなってしまうこともあります。
そこで、次の手としては、古本を手に入れる、という方法があります。
古本と聞くと、年季の入った少々汚れのある本をイメージするかもしれませんが、全然そんなことはありません。むしろ、
- 出版年月の新しい本
- 人気の本
に関しては、「本当に中古か?」と疑うレベルで、キレイな状態で売られていることがあります。
古本ですから、いつも欲しい本があるとは限らないわけですが、節約・貯蓄・投資、といった金融に関するジャンルの本は、昨今興味がある人が多いからなのか、それなりに売られているところを目にします。
これはあくまで個人的なイメージになりますが、比較的、マンションが立ち並ぶような中心市街地にある店舗には、お金に関する本の品ぞろえが良い気がします。
私も同様の立地条件のBOOK OFFによく行くのですが、「敗者のゲーム」など、投資の名著と呼ばれるものや、発売から間もない節約に関する本などもキレイな状態で購入することができました。
加えてBOOK OFFに関しては、正月に全品20%引きセールを行ったり、それ以外の時期でも割引セールを行うので、そういったタイミングをめがけてまとめ買いするのもおススメです。
まとめ
今回は、私自身が最初に取り組んだ節約方法を、2つご紹介しました。
- 家計簿アプリで日々の支出を記録し、脳にも無駄遣いを認識(記録)させる
- 読書を習慣化して、知識を増やして支出を減らす
いずれも始めるに当たってのハードルは全然高くありませんし、お金に対する考え方も変えられるきっかけになると思います。
以前の私と同じように、節約に苦手意識がある方の第一歩につながればと願っております。