PayPayステップの条件達成ってなかなか難しいと思いませんか?
ひと月内に、支払い回数トータル30回と、支払い金額トータル10万円というそこそこ高いハードルをクリアしないと、翌月のポイント付与率アップの恩恵は得られません。
ポイ活初心者の私ではありますが、初めて挑戦した月から闇雲に無駄遣いをすることなく、計画的に達成することができました。
今回の記事では、PayPayカードとファミペイをうまく活用した、PayPayステップの達成方法を解説します。
この記事を読めば、PayPayステップ達成によって、通常よりもPayPayポイントが毎月およそ500ポイント以上、多く獲得することが可能です。
私はこの方法で、それほど苦労することなく、毎月PayPayステップを達成できています。
楽天経済圏に居られる方には、特におすすめできる内容ですので、ぜひ参考にしてください。
PayPayステップとは翌月のポイント付与率アップのためのプチ修行
PayPayステップとは、毎月の利用状況と支払い状況に応じて、付与されるPayPayポイントのパーセンテージが変わるPayPayのサービスのひとつです。
PayPayアプリ・PayPayカードの毎月のご利用状況に応じて、お買い物のたび(※)にもらえるポイントの付与率があがるおトクなプログラムです。
※ 一部対象外の支払いがあります。
※ PayPayポイント(出金・譲渡不可。PayPay公式ストア・PayPayカード公式ストアでも利用可能)を支払い金額200円毎に付与。<引用:PayPay公式ホームページより>
付与されるポイントは、以下の3種類です。
- 基本付与率として、0.5%~1.0% これに加えて、
- ゴールドカード特典として、0.5%
- 条件達成特典として、0.5%
基本付与率は、PayPayアプリで現金チャージした残高を利用する、PayPayポイントを利用する、などの場合は0.5%、PayPayカード(アプリ内のクレジット機能または、物理カード)を利用した場合は1.0%のポイントが付与されます。
それに加えて、ゴールドカード特典については、単純にPayPayカード利用をゴールドカードで行えば+0.5%となります。
そして、今回の記事のポイントとなる、条件達成特典については、前月内に以下の2つの条件を達成すると、当月のポイント付与の際に+0.5%となります。
支払い回数の条件
支払い回数については、ひと月内に200円以上の支払いを30回以上行う、というものです。
仮に、ソフトバンクやヤフーなどを中心とした、PayPay経済圏を生活の主軸としている方であれば、日常的な買い物や、固定費の支払い等を行うことで達成することは、難しくはないかと思います。
ただ、私のように楽天など、他の経済圏民の場合は、当然PayPay以外のポイントを中心に獲得していくため、PayPayだけでひと月30回というのは、なかなか大変な回数だと思います。
支払い金額の条件
続いて支払い金額の条件としては、ひと月内に10万円以上の支払いを行う、というものです。
これまた、支払い回数と同様、PayPay経済圏民じゃない場合、PayPayでひと月10万円使う、というのは普通の一般人からすれば、なかなかハードルは高いですよね。
楽天経済圏民が、上手にPayPayステップの条件を達成する方法
ただ、楽天経済圏民については、無駄遣いすることなくPayPayステップの条件を達成することが可能です。
その方法が、「JCBブランドのPayPayカードを使って、1回3,000円のファミペイチャージを34回行う」です。
難しいことはなく、ただこれだけです。
これを行うと、支払い回数も30回を超え、支払い金額も10万円を超えます。
具体的な達成の手順等は以下に示しますが、結局、貯まったファミペイ残高の使い道はどうするのか、という話になりますが、ファミリーマートの店舗に行って、楽天ギフトカードを10万円分購入し、楽天Payアプリから楽天キャッシュの残高にチャージしてしまいます。
ではでは、さらにその楽天キャッシュからの使い道は?というと、さらに下の「楽天キャッシュ残高の使い道」に記載しています。
PayPayステップの上手な達成に必要なもの
ただ達成するのではなく、上手な達成に必要なものとしては、JCBブランドのPayPayカード、ファミペイアプリ、楽天Payアプリ、の3つになります。
それぞれの役割を解説します。
JCBブランドのPayPayカード
payPayカードは、普通のクレジットカードです。このカードをファミペイアプリに登録して、ファミペイの残高をチャージします。
ゴールドカードは、年会費が11,000円かかりますが、通常のカードであれば年会費は無料です。
なお、クレジットカードのブランドはJCBにする必要があります。(ファミペイアプリの残高チャージは、JCBのみ対応のため)
今回使用する役割としては、主目的そのもの、PayPayステップ達成のために、ファミペイアプリへコツコツ金額チャージを行うために使用します。
ファミペイアプリ
ファミペイアプリは、ファミリーマートが提供するスマホ決済アプリです。
PayPayアプリと同様に、アプリ内にお金をチャージして、バーコード支払いすることが可能です。
ファミリーマートはもちろん、ガストなどのすかいらーくグループをはじめ、様々なお店で使うことが可能です。
(ただし、今回ご紹介する方法では、ファミマ以外のお店で使うことは想定していません)
また、利用金額税込み200円につき1ポイント(0.5%)のファミマポイントが付与され、1ポイント1円相当として利用が可能です。
今回使用する役割としては、PayPayカードでチャージされたお金で、楽天ギフトカードを購入するために使用します。
楽天Payアプリ
楽天Payアプリは、楽天グループが提供するスマホ決済アプリです。
PayPayアプリやファミペイアプリ同様、アプリ内にお金をチャージしてバーコード決済に使用することができるほか、楽天ポイントカードを表示することができます。
楽天Payアプリのいいところは、楽天カードを使って支払うよりも、ポイント還元率が高くなるところです。
楽天カード単独でのカード払いやクイックペイ払いでは、1%還元ですが、楽天Payの楽天キャッシュ払いをすると、1.5%還元となります。
この高還元率をうまく利用することで、ただカード払いをするよりも、お得に楽天ポイントを貯めることができます。
今回使用する役割としては、上記の通り、楽天カードの代わりに普段から利用するためと、楽天証券の投資信託積み立てを行うために使用します。
最終的に、日常的に楽天Payの楽天キャッシュ払いを使うことで、同時にPayPayポイントを高還元で貯めることにつながります。
PayPayステップ達成までの手順
上記、達成に必要なもの、として紹介した中で、既に簡単に説明してはいますが、
- PayPayカードを使ってファミペイをチャージ
- ファミリーマート店舗で楽天ギフトカードをファミペイで購入
- 楽天ギフトカードで楽天キャッシュにチャージ
の手順で行います。
PayPayステップの達成だけで言えば、上記1を繰り返し行うだけでOKですが、その後の使い道まで含めて手順3まで示しています。
順番に見ていきましょう。
PayPayカードを使ってファミペイをチャージ
まずは、この記事の主軸となる部分です。
JCBブランドのPayPayカードを作ったら、ファミペイアプリに登録します。
登録したら、ファミペイアプリからチャージを行います。
クレジットカードからのチャージ金額は、最低3,000円とされているため、1回あたりのチャージ金額を3,000円とすることで、PayPayステップの利用回数、利用金額を稼げるというわけです。
PayPayステップの達成条件(30回利用、100,000円以上の利用)のためには、ファミペイで34回計102,000円のチャージを行う必要があります。
なお、ファミペイアプリへのチャージの際は、その都度本人認証サービス(JCBの場合は「J/Secure」という)が働き、ワンタイムパスワードの入力を求められるため、地味に手間がかかります。
また、これは私の個人的な意識勝手な考えになりますが、3,000円のチャージも、同じ時間に一度にまとめて行うのではなく、時間を空けて、1日に3~4回ぐらいに留めています。(特に不正を行っているわけではないんですが、なんとなく、集中的に実施してしまうとPayPayカード側が不審に思うのではないか、と考えてあえて間隔を空けています)
ファミリーマート店舗で楽天ギフトカードをファミペイで購入
ファミペイに残高チャージできたら、ファミリーマートの実店舗に行き、楽天ギフトカード(POSAカードを購入します。
POSAカードの詳細については、以下のファミマの公式HPをご覧ください。
<参照:POSAカードってなに>
楽天ギフトカードには、金額が固定されているものと、1,500円~50,000円の間でレジに持っていき金額を指定する2種類があります。
レジに持っていき、ファミペイアプリのバーコードを提示して、「支払いはファミペイで」と伝えればOKです。
最大で50,000円なので、2枚購入すればいいわけですが、50,000円以上の買い物だとレシートに収入印紙を貼る必要があるなど、若干お店側に手間をかけてしまうことは、覚えておきましょう。
実は、このファミペイによる支払いによって、0.5%分のファミマポイントを獲得することができます。(100,000円分の支払いの場合500ポイント)
楽天ギフトカードで楽天キャッシュにチャージ
楽天ギフトカードを購入したら、
- 楽天Payアプリのチャージを選択
- その他のチャージ方法から「楽天ギフトカード」を選択
- 受け取り画面へ進む
- 楽天会員でログインして、ギフトカード裏面のPIN番号を入力
- 同意して受け取る
の手順でチャージが完了します。
再び楽天Payアプリを開き、楽天キャッシュ残高が増えていることを確認しましょう。
楽天キャッシュへのチャージだけでは、楽天ポイントは獲得はできません。
PayPayステップを達成するために、あえて遠回りをしながらここまできましたが、あとは、このチャージされた100,000円をいかに効率よく使えるかがポイントになります。
そこで、次に楽天キャッシュ残高のおススメの使い道を解説します。
楽天キャッシュ残高のおすすめの使い道を3つご紹介
なぜ、わざわざ楽天キャッシュ残高を増やしているのか、それにはちゃんと理由があります。
楽天経済圏民であれば、必ず知っておかなければならないこととして、
- 通常の楽天カード(クレカ)払いで1%還元のところ、楽天Payのチャージ払いの場合、1.5%還元となる。
- ひと月50,000円まで、還元率0.5%で楽天証券の投資信託積み立てを設定できる。
の2つがあります。
特に1番に関しては、クレカ払い(クイックペイ払い)を日常的に利用している人にとっては、絶対に無視できない点です。
ただし、気を付けなければならない点としては、クレカ払いではポイントが付くけど、楽天Pay払いではポイントが付かないお店がある、というところです。
それらを踏まえたうえで、楽天Pay(楽天キャッシュ)残高の使い道を考えます。
食料品や日用品の購入
まずは何といっても楽天Payを普段使いすることです。
日々の食料品の買い物や、日用品の購入、または、医療機関を受診した際の調剤薬局など、様々な店舗で楽天payを使うことを癖付けましょう。
なお、例えば地元のスーパーで、主要2店舗があるとして、一方が楽天Pay払いではポイントが付かない店舗、なんてこともありますので、常に「どこのお店では使えないか」を気にする必要があります。
ポイント付与対象外店舗については、以下のサイトから確認できます。
<参照:「楽天ペイのチャージ払いで最大1.5%還元プログラム」ポイント進呈対象外店舗について>
私は、上記のページをスマホのホーム画面に配置しておき、買い物の際にサクッとチェックできるようにしています。
楽天証券の投資信託積み立て
次は、実際に行っている人も多いと思いますが、楽天証券の投資信託積み立てに利用することです。
楽天証券の投資信託積み立てでは、楽天クレジットカードからの積み立てがひと月10万円まで、そして、楽天キャッシュ残高からの積み立てがひと月5万円まで行うことが可能です。
通常の証券口座からの投資信託の買い付けではなく、なぜ、あえて楽天クレカや楽天キャッシュを使って購入するのかというと、楽天ポイントが付与されるためです。
楽天クレカの場合は、積立金額対して通常カードで0.5%、ゴールドカードで0.75%、プレミアムカードで1.0%、ブラックカードで2.0%の楽天ポイントが付与されます。
楽天キャッシュについては、積立金額に対して、0.5%のポイントが付与されます。
楽天キャッシュで月々5万円の積み立てを行った場合、ひと月あたり楽天ポイントが250ポイント、年間で3,000ポイント獲得できます。
PayPayステップ達成のための10万円のうち、半分の5万円を有効に使える(貯められる)方法としては、最適な手段だと思います。
家庭に納める給与の代替として
もう一つ、これができたら最強!と思える方法を提案します。
それは、家庭へ納める給与等の代わりに楽天キャッシュを送る、という方法です。
自分が給与等を家庭に納める側の立場だった場合、パートナーに楽天キャッシュで給与(の一部)を送ることを了解が得られれば、PayPayステップ達成のためにチャージした10万円のうち、自分だけでは使い切れない可能性があっても、パートナーに送ることで、消費することが可能です。
この方法の良い点は、自分自身にあるだけでなく、パートナー側にとっても、送ってもらった残高から楽天Payを使うことで、常に1.5%の楽天ポイントの高還元の恩恵を受けられるところです。
実はこの3番目の手段は、私自身はぜひとも活用したいと思っているのですが、パートナーのポイ活意識が低いため、受け入れてもらえていません。
何度も何度も、楽天Payで支払うほうが、楽天カード(クイックペイ)で支払うよりもお得だよ、という話をしても、めんどくさい、というリアクションしかしてもらえず、結局いつも変わらずクイックペイ、となっています。
このハードルを越えられるかどうかは、マネーリテラシーの違いによって変わってきますが、これができると毎月PayPayステップを達成できる可能性はグンと上がってくると思いますので、できる環境にある方は、一度パートナーに相談してみるといいと思います。
まとめ
今回は、特に楽天経済圏民におすすめのPayPayステップの達成方法をご紹介しました。
まずは、JCBブランドのPayPayカードを使って、3,000円ずつコツコツとファミペイにチャージ(PayPayステップを達成しつつ、PayPayポイントもゲット)
次に、チャージされたファミペイを使い、ファミマの店舗で楽天ギフトカードを購入(ファミマポイントをゲット)
最後に、楽天ギフトカードからチャージされた楽天キャッシュを、楽天証券の投資信託積み立てに使用したり、普段の買い物に使ったり、家庭に入れるお金の代替手段とすることで、無駄遣いすることなく、効率的にPayPayステップの達成が可能です。
それに加えて、少量でもPayPayポイントやファミマポイントまで貯められてしまうという、お得過ぎる方法になります。
この方法を知らず「カードを分散せずに、1枚のカードをずっと使い続けるほうがポイントを貯められる」といった考えから抜け出せない人は、なかなかたどり着けないかと思います。
私もこの方法を理解した時には、何事にも柔軟な思考で吸収しやすい状態でいることが大切であることを思い知らされました。
こうしたポイ活には、各種サービスのポイント付与条件の改定(改悪)などにより、成立しなくなることもしばしばありますので、思い立ったが吉日、ぜひ検討してみてください。