楽天キャッシュからの投資信託積み立て、チャージの仕方をひと工夫してお得にポイ活

ポイ活

塵も積もれば山となる。今回はそんなお話です。

楽天キャッシュを利用した投資信託、どのくらいポイント獲得できていますか?

私、2024年に入ってから、ようやくしっかり考えた上で投資をしようと思い、楽天証券で新NISAの投資信託積み立て(以下、「投信積み立て」という)をしているのですが、楽天証券の場合、積み立ての方法が以下の3パターンになります。

  1. 口座残高からの購入
  2. 楽天カード払いによる購入(月々10万円まで)
  3. 楽天キャッシュ残高による購入(月々5万円まで)

今回は、3の「楽天キャッシュ残高による購入」について、既によく知られている手法ではありますが、ポイント獲得のアップを狙った積み立て方法について、解説したいと思います。

結論から言うと、楽天キャッシュに積み立て用の金額をチャージするまでの間に、PayPayポイントとファミマポイントを余計にゲットしよう、という内容になります。

この方法で、ひと月あたりPayPayポイントをおよそ500ポイント以上、ファミマポイントをおよそ250ポイント余計に獲得できます。

年間で9,000ポイントですね。これを大きいと見るか小さいと見るかは人によるかとは思いますが。

ただ、比較的ハードルは低く、その気になれば取り組める方も多いのではないかと考えています。

この手のポイ活は、サービス内容の変更によって、再現できなくなる可能性もありますので、可能なら早めに始めたほうが良いかと思います。

ポイント獲得の流れ

上記のとおり、このポイ活は「楽天キャッシュへのチャージに至るまでの方法」を工夫します。

簡単に流れを示すと、

  1. JCBブランドのPayPayカードから、ファミリーマートのアプリ「ファミペイ」にチャージ
  2. ファミリーマートの店舗で、POSAカード(楽天ギフトカード)をファミペイ払いで購入
  3. 購入した楽天ギフトカードで楽天キャッシュにチャージして、投信積み立てする

となります。

通常、楽天キャッシュへのチャージ方法で思いつくのは、楽天カードからのチャージ、だと思いますが、2024年6月より、楽天キャッシュのポイント進呈ルールが変わり、楽天カードからのチャージ時点では、ポイント獲得はできなくなっています
<参考:楽天キャッシュの楽天ポイント進呈ルール変更に関するご案内

今回のポイ活内容は、遠回りのようですが(確かに遠回りなんですが)、楽天カードでそのままチャージしたところで、ポイント付与がないから、寄り道することで、楽天ポイント以外のポイントをゲットしていこう、という感じですね。

それでは、それぞれの手順について、確認していきましょう。

PayPayカード(JCBブランド)によるファミペイチャージ

まず最初に行うのが「JCBブランドのPayPayカードを使い、ファミリーマートのアプリ「ファミペイ」にチャージする」になります。

なぜJCBブランドかというと、ファミペイへチャージ可能なクレジットカードが、JCBに限定されているからです。

なお、JCBブランドであっても、チャージはできてもポイント還元がされないカードも多数あるため、注意が必要です。

数少ない、ポイント還元されるカードのうち、PayPayカードであれば、普段PayPayを利用されるシーンもある、という方にはおススメです。

私は、元々VisaブランドのPayPayカードを保有していましたが、このポイ活の実践のために、追加でJCBブランドのカードを申し込みました。

PayPayカードを1枚も保有していない方は、まずは申し込みをしましょう。
ゴールドカードではなく、通常のカードであれば年会費は無料です。
<参考:PayPayカードの公式HPはこちら

ファミペイアプリのダウンロードとクレカ登録

PayPayカードを準備しつつ、ファミペイアプリも準備を進めます。

スマホアプリのインストールは、他のアプリと同様です。

アプリをインストールしたら、アプリ内であらかじめ本人確認手続きを行っておいてください。

これをしておかないと、いざPayPayカードを登録しても、ひと月のチャージ額に20,000円までという上限設定がかけられたままとなってしまいます。

本人確認を行うことで、ひと月のチャージ上限額は、30万円までに変更が可能となります。

詳しい本人確認の手続き方法は、以下のファミペイのサイトを参考にしてください。
<参考:第19回 ファミペイを使いこなす! 本人確認のメリット

本人確認には、免許証等の本人確認書類をスマホで撮影して送信する、という方法になりますが、わざわざ書類を郵送する必要がなく、その場で完結するのはありがたいですよね。

私の場合ですが、平日夜に手続きしたところ、翌日審査完了の連絡がありました。
※ 本人確認が完了したら、改めてマイページの設定から、チャージ上限額の変更を行ってください。

そして、本人確認に前後してもいいですが、PayPayカードが用意できたら、ファミペイアプリにカードを登録して、ファミペイへ必要額(今回は5万円)をチャージします。

ファミペイへのチャージ方法や、本人確認後の上限額の変更などの方法は、以下を参考にするとよいと思います。
<参考:FamiPayへチャージする

これにより、PayPayカードの利用に応じたPayPayポイントが獲得できます。

ファミリーマート店舗で、POSAカード(楽天ギフトカード)を購入

次は、ファミリーマートの実店舗に足を運ぶ必要があります。

店舗へ行くのは、ご自身の住環境によっても変わってくると思いますが、お近くのファミリーマートでPOSAカード(楽天ギフトカード)を購入します。

POSAカードについては、ファミリーマートの公式HPに分かりやすく解説されています。
<参考:POSAカード(ポサカード)ってなに

最近のファミリーマートにある楽天ギフトカードは、1,500円~50,000円の間で、金額を自由に指定できるタイプのものが多い気がします。

カードをレジに持っていき、「5万円でお願いします。」と伝え、支払いをファミペイで行うだけです。

ちなみに、1回の支払いで、5万円以上の支払いになると、お店側でレシートに収入印紙を貼る必要が出るため、店員さんの手間を考えると、日を変えるなどして2回に分けて支払いした方がいいのかなぁ、と思ったりもします。

これにより、ファミペイの利用に応じたファミマポイントが獲得できます。

楽天ギフトカードから楽天キャッシュにチャージして、投信積み立て

次に、ファミリーマートで購入した楽天ギフトカードを使い、楽天キャッシュの残高へチャージします。

チャージ方法は簡単で、

  1. 楽天ペイアプリを立ち上げた際の真ん中にある、「楽天キャッシュ 送る・請求」のタブをタップ
  2. 「チャージ」をタップし、その他のチャージ方法の中にある「楽天ギフトカード」を選択
  3. (ブラウザへ遷移後)受け取り画面へ進み、ギフトカード裏面のPIN番号を入力して受け取る。

という流れになります。

これで、楽天キャッシュの残高が増えたことが確認できればOKです。あとは、楽天証券で楽天キャッシュを利用した投資信託の積み立て設定を行うことで、定期的に投信積み立てが行われます。

これにより、楽天キャッシュ残高からの支払いに応じた、楽天ポイントが獲得できます。

ちなみに、楽天証券の積み立て設定による投資信託の支払いは、支払日が毎月13日~15日のうちに行われることを覚えておいてください。

当然のことながら、楽天キャッシュへのチャージがそれまでに間に合っていなければ、残高不足によって引落エラーとなり、翌月の指定日に投資信託は購入されないためご注意ください。

本来、そういうことが起きないように、楽天側では「残高キープチャージ設定」という機能を設け、楽天キャッシュ残高が、設定した額を下回ると、自動的に楽天カードからチャージされるようにも設定することができます。

ただし、残高キープの設定が可能なカードは、楽天カードのみとなります。

ですが、これまでもお伝えしているとおり、楽天カードからのチャージでは、楽天ポイントは還元されません

ですので、ポイント還元のために「自動化に頼らず手間をかけ、さらに楽天キャッシュの残高も自分で管理する」という話になります。

各サービスでの獲得ポイントの整理

私が最初にこのポイ活のことを知った時、「え?!楽天証券の積み立てをするのに、楽天ポイントを工夫してたくさん獲得しよう、という話ではないの?」と思いました。

これは私が無知だっただけなのですが、こうしたポイ活というのは、楽天経済圏に居ながらも「楽天以外のポイントも、取りにいけるものは取りにいく」というスタイルなのだと、後で気が付きました。

それでは、このポイ活で獲得できるポイントは以下の通りです。なお、楽天キャッシュによる投資信託積み立ての上限である5万円で考えます。

PayPayポイント
(1%)※
ファミマポイント
(0.5%)
楽天ポイント
(0.5%)
獲得できるポイント数500ポイント250ポイント250ポイント

※ PayPayポイントは、通常のカードで1%、ゴールドカードで1.5%還元されるほか、PayPayステップで条件達成すると+0.5%となるため、最大2%還元となる。

PayPayステップについては、公式HPを参考にしてください。
<参考:PayPayステップについて

楽天ポイントに関しては、楽天カードを使って直接楽天キャッシュ残高にチャージし、投信積み立てを行っても、獲得できるポイントに変わりはなく、250ポイントが獲得できます。

ただし、同様にクレジットカードを起点としたチャージ方法ではあるものの、PayPayとファミマを活用することで、同じ投信積み立てであっても余計にポイントが獲得できます。
(最終的に支払っている金額は5万円で変わらないのに、ポイントは余計に獲得できる。面白い仕組みですよね)

まとめ

今回は、楽天キャッシュを利用した投資信託積み立てについて、比較的取り組みやすいポイ活方法について解説しました。

  • JCBブランドのPayPayカードで、ファミペイへ5万円のチャージを行うことで、500ポイント以上のPayPayポイントをゲット
  • ファミリーマートの実店舗で、チャージされたファミペイで、5万円分の楽天ギフトカードを購入し、250ポイントのファミマポイントをゲット
  • 楽天ギフトカードからチャージした楽天キャッシュ5万円で、楽天証券の投信積み立てを行い、250ポイントの楽天ポイントをゲット

単純に「楽天カードから楽天キャッシュへチャージを行い、投信積み立てをする」よりも、ひと月当たり750円以上(年間9,000円以上)のポイントが余計に獲得できます。

「手間がかかる」とはいっても、ファミマの実店舗に足を運ぶ必要があるくらいなので、日常生活に組み込んで取り組めるレベルだと思います。

この手の話は、普段過ごしている中で、都合よく誰かが教えてくれる、なんてこともあまりないと思います。

私自身も、実践していく中で「知っている人は得をする」の典型だな、と感じました。

ここまで読んでいただいた方であれば、やるべきことは見えていると思いますので、試しに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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